I Used To Be A Sparrow

スウェーデン出身ディックと、イタリア生まれのアンドレアの二人による、なんとも美しい名前のバンドI Used To Be A Sparrow。耳を奪われる北欧系の美しいサウンドの洪水。さらに、聴いた後に脳内を占拠する生命力溢れるメロディ。まさにメンバー二人の出自どおり、冷静も情熱も内包した楽曲群は壮大な映画を観ているかのよう。アリーナロックのパワーと北欧系のスケール感を飲み込んだ、新世代スウェディッシュロック誕生!

Q. バンド名の由来は?

あーそれは教えられない。もしかすると歌詞の中からピンとくるかもしれないし、こないかもしれない.ディックに関することであり、僕(アンドレア)に関することでもあり・・それから君達に関することだったりもするかも・・目を閉じて、自分なりの答えを探してみて(笑)

Q. 二人の出会いは?

なんとなくお互いの存在は知ってたんだけど、僕(アンドレア)がカフェを中心に演奏するソロ活動をしてた時かな。ディックが客席に居てね、その時だね。 

では結成のいきさつについては?

お互い共通点が多くて、例えば好きな音楽とか。それぞれバンドをやってたことも、ツアーも、レコーデイングも経験済み。じゃー試してみよ〜かって感じで、自分たちがやりたいように楽しむために、この型で始めたわけ。

Q. お二人の音楽遍歴/バックボーンについて教えてください

僕はイタリア、ディックはスウェーデン、と違った環境で生まれ育ったけど、音楽に関しては同じような系譜を辿ってた。二人は同じようなアーテイストや音楽のジャンルが大好きだってこと、ただ違う道程で同じ場所にたどり着いただけ。僕はヨーロッパで流行ってたハードなパンクロックを地下室で演奏することから始め、ディックはスカンジナビアのカッコいいインディー音楽が始まりで、クールなバンドのツアーにも参加してたよ。

Q. 「Life is good」のMVでは、別れた男女について描かれているように見えます。女性はポジティブ、男性はネガティブな印象で描かれているように思いましたが、なにかテーマはあったんですか?

う〜ん。男女関係についての楽曲とも限らないかな。しいて言うなら、物事の行方を決定づける機会ーー タイミングについて書いた楽曲。誰かと親密な関係・・「その時」にふと思うんだ、「もし出会わなかったら」「もし別の形で終わっていたら」なんて。その状態にあるとそんなことを考え、結果的に別の形に変わるとーー ただ後悔する、みたいに。
この楽曲は、そんな「その時」を切り取ったもの。文句ない関係にあるのに、それだけじゃない、毎日ってのはそんなに単純でもないって。MVでは、そんな思いを伝えたかった。僕達にしてみるとポジティブとかそんなのとは別に、女性も男性も、自信なく迷い、疑問は消えていかない、そんな感じ。それでもお互い、別々の考えや方法で現状を乗り切っていくわけ。

Q. MVを見る限り二人ともギターを弾いてるけど、ほかの楽器のRECはどうやった?

ライブの時は5人編成のバンドで、ふたりはギターとボーカル以外の楽器は演奏しない。レコーデイングの時はふたりですべての楽器を演奏したけどね。自分達の手だけで色んな楽器を録音するのは、すごく楽しい、時間も短縮できて、リリースも早くできるってこと!

Q. ライブではどういう風に音源を再現している?


いつもは素晴らしい大勢のミュージシャンと演奏するよ、バンドは5人〜3人のギター、ベースとドラムがひとりずつ。意外かもしれないけれどレコードとほぼ同じような感じに演奏してるよ。ただステージではスタジオ作業にはない独特の空気やエネルギーがあって、僕達はそれがとっても好きなんだ。どっち(スタジオ、ステージ)もバンドには必要不可欠、まったく違ったモノだから。

Q. 君たちの音楽はジャンルに縛られない素晴らしいものだとは思います。そんな中フェイバリットにあげている Explosions in The Sky や同郷の先駆者 Last Days of April はサウンドに影響を与えているように聞こえるけど、自分たちとしてはどう思う?

大好きなバンドの影響は絶対にあると思う。僕達はジャンルや時代を超えた幅広い音楽を聴いているから、その影響は、バンドにとってラッキーなものだよね。だから僕達の音楽は決して、偏ったり、変化のない退屈なものなんかじゃない。他のアーテイストから影響を受けるのはとっても良いこと、でも忘れちゃいけないのが、それでも常に自分自身であること。

Q. 世界的にCDが売れないといわれているけど、今後も作品はCDで?それとも別のフォーマット?

以前に比べてCDを売ることがどんどん厳しくなっても、僕達は変わらず作り続ける、だってCDが大好きだからね!好きなCDを買うってことは、アートワーク、歌詞カード、それからその音源を自分の手にする実感を味わえるから。だからこれからも自分達のために、そんな気持ちを共有してくれる君達のために作りつづける、僕達は、まー、そういう音楽オタクだから、ははは。

別のフォーマットならそれにどのような魅力を感じている?

その他の方法... Web上での配信はとても良い方法だね。『LUKE』はヨーロッパではデジタル購入も可能、支払いたい金額を自分で決めて購入する方法だから、ただでダウンロードする場合だってある。支持したいファンは考えて支払ってくれるし、色々だね。アーテイストを支援するのは、ライブチケットを買うか、バンドのことを話題にするか、CDを買うか、この3つしかないと思う。。。とにかく今、僕達はひとりでも多くの人にこのアルバムを聴いてもらいたい!

Q. とても文学的で印象的な歌詞ですが、インスピレーションはどこから?影響を受けた作家はいる?

ただ今までの経験から歌詞を書いただけ。作詞は感情のコントロールはもちろん、書くことから学ぶことが実は沢山あるから。色んな国の人々が、環境から何から違う国に住む人々が僕達の音楽を聴いてくれることは、本当に嬉しいこと。共通の言葉(※英語、という意味だけじゃなく音楽というツールを意味してるんじゃないかなーーー)を通して何か感じたり考えたりしてくれる現実が、僕達は繋がってるって実感させてくれるんだ!

Q. 全体的に恋愛や人間関係について歌っている曲が多いと思うけど、アルバムを通しての総合的なコンセプトやテーマはある?

自分達が書きたい曲を作った、それだけだから、これといってテーマがあるわけじゃない。 そうは言っても作成中には確かに、色んな人との色んなことがあったからーーーははは そういった事ばかりじゃなく、他のことも書いてるしーーーははは ほとんどの曲には二面性を持たせていて、見たところ女性のことを歌っていて、でも事実はそれだけじゃなくもっと深い意味があって、歌詞からでは読みきれなくても個人的にはもーっと深いものがあって・・まー胸のうちを一枚の写真に収めたような、そんな場面をイメージしたんだよ!


インタビューありがとう。とにかくみんながこのレコードを楽しんでくれることを願っているよ。みんな気軽にtumblrfacebooktwitterで感想をシェアしてね




Luke

01. Cambodia 02. Life Is Good 03. Smoke 04. Let Go 05. Hawaii 06. Lovers On The Moon 07. Moby Dick 08. Luke 09. Give It Up 10. Copenhagen 11. Alaska 12. This Thing (Japan Bonus Track) 13. Mikkael (Japan Bonus Track)

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