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気がつけばハルですね

というわけで、ちょこちょこ書いてはいたものの、発表する場がなくなってしまった去年の旅行記を発表させていただきます。 (SKYBEAVER 安井)

気が付けばもう春ですねー 一年なんてあっという間でした。。
去年の今頃なんてなにやってたんだろ...なんて思いかえしてみると、そういや僕旅行行ってました。人生初の一人旅。 書こう書こうと思えば思うほど、なんとなく後回しにしてしまう生来の悪い癖が出て、ついに今に至ってしまったというわけで...ていうか一年経ってんじゃん!怠け者にも程があるなあ。。ちなみに今年もどっか行ってきます。去年の分を今年発表するんだから今年の分は来年発表ということでいいのかな?(よくないでしょう)


〜〜〜〜〜〜〜 「時期外れ旅行記」 一日目 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


2003/ 4/19(土) 「仙台駅」

前日のスタジオライブでの乱行(別に朝まで飲んだだけですが)が効いて、翌日は最悪なくらいに体調悪し。下痢に二日酔いに頭痛胃痛などが折り重なって、しばらく身体を落ち着かせないと起きてこれないくらいになってしまった。

「今日は無理かな...明日に...」

などと考えながらごろごろしていたら、ある瞬間、ふと、なんともいえないような衝動、というか、何が何でも行かなくてはならないというような脅迫感にせっつかれて、昼をまわった15時ごろ、ついに家を出ました。 旅行に行くとなると、なんともなしに身体も軽くなる。外も晴れてて気持ちがいい。もっと早く出てればよかったな、と後悔するも、一人旅なんだし、時間も好きな風に使えばいっか♪と思い直し、いざ出発!

まずホームグラウンドである東十条から日暮里まで出て、そこから常磐線に乗る。今回の一応の目的地である仙台駅は、何と常磐線のみで行ける(終点3回乗り継ぐけど)ということで、いくら迷いたがりの僕でも間違いなく行きつけるだろうということで満場一致した(独りで)ものです。

今回なんとなく考えているところでは、まず仙台に行って桜を見て、牛タンを食べて、・・・あとは適当に人にでも聞いてふらふらしようかなというなんとものんきな感じでスケジュールを立てていた(とはいわない)けど、行く間際にちょっと思い直して、図書館にて一冊適当に選びぬいたものを持っていった。これが後になって大きく役に立ったから、危ういところだったのかな。

まず、終点の取手まで軽く行く。そこまで1時間かからないくらい。それでもう茨城なのだから、この分だと楽勝かな!と思ってたんだけど、実際にはまだ8分の1にも満たないくらいの時間だったことをあとで思い知らされる。そして、いわき行きの常磐線に乗って、いよいよ本格的な旅に突入した。流れる雲がどんどん高くなっていく・・・思ったんだけど、都会から離れるにつれて空に広がりがでない?低くて汚い一辺倒の雲が、見る見るうちに上空高くに広がって、形も、大きさも、色までも様々に変わり、実に奥行きのある、立体的な上空へと様変わりする。そういえば、空なんかあんまりじっくりと見たことないなーと思いつつ(今回の旅は、本当によく空を見た)、やがて飽きる。何しろいわきまで3時間半!特に何かを持っていかなかった僕は、これ以降、小説(村上春樹の旅行記)一冊と、ガイドブックのみを、ひたすら穴のあくほど見ることとなっていった。

そしてついにいわきに到着。けっこう何もない。それからわずか3両の仙台行き電車に乗り換え、立って乗車。おい、なんだ、この混み様は?まさかこのまま立ったまま...3時間!?かと思われたが、ほどなく一時間後、向かい合わせの席を合法的かつ正統的に占領するに到る。ようは途中でそのほとんどが降りて、一両にわずか3人ほど。なんだよこのギャップの差...

というわけで、何とか無事に仙台駅に到着。駅は大きく、東京とそんな変わらないような雰囲気を醸し出す。改札出る前にとりあえず、探し物...え、何を探すって?いやあ、例のアレですよ。まあ、癖みたいなものだから。まさかね。そんな簡単に適当なのがあるわけが...




おっ


いや、まさかね。時間だって軽く過ぎてんでしょ。。


・・・セーフ??     ぎりぎり?ぎりぎりなのか?



ととととりあえずもう一駅行ってみたくなったなあ。
まあ使えないだろうけどね。駄目もとでもいいんじゃん?そう、だって僕は一人旅


―ガタンゴトン―


まあ、ととりあえず精算機にぶち込んでみるか。
駄目だったらダッシュして逃げればいいんだし。(経験上)


それっ、ん?ピーっというから
そのまま・・・使用デキマス?

(キョドキョド)

いやあ、僕は地元の人だよって感じでひょいと


あっ、出れた


・・・


仙台まで130円?????

とととりあえず仙台駅に戻るか(手震大量発汗)


以上が今回の大犯罪の全貌でございます。
要は、仙台駅初乗りの切符を拾って、次の駅で降り、あらためて初乗りで仙台へ戻る。といった具合です。 仙台付近は初乗り180円(高)なので、130+180=東京〜仙台間となりました。神様仏様落としてくれた人様に感謝。5千円くらい浮いた。さて、なに食べよっかな♪

とりあえず、時刻はまだ23時ほどだし。あと1時間で次の日。1時間で... え、もうそんな時間?考えてみたら、15時に8時間を足すと23時でした。予定通りなのねこれでも。とりあえずあわてて泊まる所探すかと駅をうろつくと、なんか、なんか若いのがいっぱいいる!!しかも、屋根のついた広めの商店街に(人はショッピングモールと呼ぶ)所狭しと若者共・・・外で普通に飲んでます、はい。暴れてもいます、ナンパもしています、何かも売ってます。はい。

後で分かったんだけど、その日はちょうど桜が満開で、次の日が休みなこともあり、若者達がその青春に拍車をかけているところにちょうど行ったみたいです。秩序がなくてあけっぴろげですげえビックリしたけどね。とりあえず警察に飛び込んで安宿の情報を聞き出し、今来た道を戻りまくる。また同じ若者。ええ、間の悪いことはいつものことですよ。途中「飯のはんだ屋」というところに寄って仙台上陸初の食事にありつく。置いてあるオカズを自由に選んでお会計するというフリースタイル形式(?)で、けっこう安かった。ここはご飯の盛りがいいね。味はいたってシンプル。というか普通。ここでも若者が多い。若者の町だな仙台って。(普通)食い終わった後警察に聞いた宿に向かうと、、、なんと風俗街のど真ん中!おいおい警察も物知りにも程があるぞ。若者はさらに増え、朝9時の京浜東北線上りくらい混んでいた。(分かりにくいなー)

とりあえず目的の宿を見つけた。カプセルホテル。これも人生初。一泊なんとか2000円台!安い!!中は手狭ながら、テレビや冷蔵庫など付いておりけっこう気楽。むしろ引き篭もりの僕にはピッタリな空間でした。このままここにいようかな、、、、と思いつつ長い一日も幕を閉じます。

いやー一日目って一番インパクトあるね。自分としては。特に観光したわけでもないし一日ほとんど移動して終わっただけなんだけど、なんというか、遠足前夜の眠れない時のような感じに近いのかな。宝くじ買って結果見るまでの楽しみとか。パチンコのリーチかかってるときの楽しみとか。旅行の楽しみって人それぞれだけど、こういう感じのも悪くないなって思いました。ずっと移動だけだと嫌だけどね。実際、次の日からは嵐のように観光しまくりましたよ。

それではまた気が向いたときに。

まだあと四日もあるぜ!!





2004年3月24日/SKYBEAVER ヤスイ

2004.03.25
空鼠烈伝 第一回
2005.01.31
空鼠烈伝 第二回